ALDENのラストを一挙公開!
こんにちは。ASHIMIOTOのかねです。
オールデンファンであれば誰もが知っている、The Shoe Mart がラスト11種を紹介しています。この11種のラストにそって、代表靴、履き心地などをラスト順に紹介していきます!
右からワイズの広い順で、トゥルーバランスラスト、モディファイドラスト、バリーラスト、ヴァンラスト、トレモントラスト、グラントラスト、レイドンラスト、コプレイラスト、プラザラスト、ハンプトンラスト、アバディーンラストと並んでいます。
日本人の足の形に合いやすいワイズの広い順からご紹介していきます!
オールデンを詳しく知りたい方は、この雑誌おすすめです。
目次
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私の足のサイズを基準に着用感を解説します!
今回は私の足のサイズをベースにサイズ感や着用感をお伝えできればと思います。
スニーカーでいうと、ナイキのスニーカーでは大体27cm(us9)アディダスでは27cm(us9)、ニューバランスでは27.5cm(us9ハーフ),オールスターでは27cm(us9)をジャストサイズで履いています。
革靴のサイズ感は以下の通りです。
ブランド | モデル | サイズ(ワイズ) | サイズ感 |
スコッチグレイン | ー | 26cm(E) | 少し幅が狭い。窮屈 |
スコッチグレイン | ー | 26cm(EE) | ぴったり |
スコッチグレイン | ー | 26cm(EEE) | ゆるさがある |
ジャランスリワヤ | ー | 41(EE) | ぴったり |
ヤンコ | #939 | US7 ½ | ぴったり |
大塚製靴 | ー | 26cm(EE) | ぴったり |
三陽山長 | 友二郎 | 8.5(D) | ぴったり |
チャーチ | オードリー | US8(D) | ぴったり |
エドワードグリーン | チェルシー(#82) | US7 ½ | 若干窮屈 |
エドワードグリーン | チェルシー(#82) | US8(D) | ぴったり |
ジョンロブ | ウィリアムⅡ | US7 ½ | ぴったり |
それでは、それぞれのラストを解説いたします!
Trubalance Last トゥルーバランスラスト
最も右(ワイズが最も広い)ラストです。
トゥルーバランスラストは、映画インディジョーンズで、ハリソンフォードが履いていた主人公の考古学者、インディアナ・ジョーンズが履いているのオールデンのインディーブーツ「405 Boot」に採用されています。ブーツ用のラストです。開発されたのは1960年代で、比較的新しいラストとなります。
モディファイドラストと同じく矯正靴をベースとした「フットバランスシステム」を採用していることから、ヒールの部分がゴムで出来ています。土踏まずの絞りは比較的緩めです。
かかとが小さく設計されているのもあってか、ソールが足を包み込んでくれるような足裏に張り付くような心地よい感覚です。靴ずれもしませんでした。さすがインディーブーツ!
2.Modified Last モディファイドラスト
右から2番目。ワイズが広めのラストです。
8Dがぴったり。8.5CもOKでした!Cワイズは横幅が狭い分スマートに履きたいときはおすすめです。
日本とフランス専用ラスト。あのアナトミカのピエール氏が大絶賛した有名なVチップですね。トゥがとても美しい。
モディファイドラストはO脚やX脚を矯正する目的で生まれたフットバランスシリーズです。土踏まずの部分は大きく絞られており、くびれています。足の裏の吸い付きがすごいです。
アッパーはコードバンとカーフのモデルありますが、私はカーフをおすすめしたいと思います。土ふまずのフィット感とカーフのなじみが相性抜群!
一方、トゥやヒール部分にゆとりをもたせた設計になっているため、必ずフィッティングしてから購入されることをおすすめします。私はワイズを絞ると気にならなくなりました。
Barrie Last バリーラスト
右から3番目。
モディファイドラストよりもほんの少し小さい印象。特に甲が少し低い履き心地です。
オールデンで一番人気といっても過言ではない990のラストです。バリーラストは1930年代に完成し、ラストの数はNo.1といわれている安定感バツグンのラストです。
990の快適さは履き口で締める靴であり履き口以外はゆったり目にフィットします。むくんだ足でもOK。どんな状況でも許容する包容力を感じます。土踏まずの部分が緩めの絞りになっていて、どっしり感はトラディショナルな印象を作り出します。若干ぼってり?もしているような、スタイリッシュな印象もあるような…万能タイプのラストって感じですね。
Van Last ヴァンラスト
右から4番目。広くも細くもない、ちょうどよいワイズです。
オールデンの名作。1930年代に使用していたラストをローファー用にアレンジされ、1955年にヴァンラストは完成しました。ローファーで使用されるラストです。なんといっても履き心地が良い!今は手放してしまったのですが、どんどん足に馴染んだ感覚がありました。靴ズレもしませんでした。日本に展開されるほとんどのローファーは甲高かつノーズ長めに調整された日本人仕様。日本人の足にもフィットする仕様です。
写真はヴァンラストでは珍しい外羽根のキャップトゥです。
キングオブアメトラですね。
Tremont Last トレモントラスト
右から5番目。
珍しいモデルです。あまり見かけませんが、ウイングチップに採用されることが多いようです。サイズ感はAlden of Carmel HPによると、普通のUSサイズよりも1/2大きいとのこと。モディファイドラストが8Dの方は7 1/2サイズがちょうど良いと思います。
Tremont last – almost 1/2 size larger than regular U.S size (fit true to size with thick socks, or size down 1/2 size)
Alden of Carmel HPより引用
Grant Last グラントラスト
右から6番目。
キャップトゥブーツにも採用されています。2018年頃に日本に本格導入されました。キャップトゥの他にもオックスフォードやウイングチップ、モックトゥなどでこのラストが採用されており、汎用性の高さが伺えます。試着だけしたことがありますが、サイズ感はモディファイドと同じくらい。しっかりした履き心地が印象的でした。
Leydon Last レイドンラスト
右から7番目。このあたりからワイズの細さを感じるようになります。
チャカやローファーに採用されているラストです。細めで甲が低い印象。スマートとな見た目に特徴的があり、「オールデンって少しゴツさやもったり感があるんだよなー」と気になる方にはおすすめです。
私も以前レイドンのチャカを履いていましたが、コーディネートしやすかったです。スーツに合わせても問題ないかなと思えるくらいのフォーマルさも持ち合わせていました。
Copley Last カプリラスト
右から8番目。
細いラストです。ストレートチップに採用されています。ほとんど見かけないので、見つけたときは宝を見つけた感覚になります(笑)これだけ唯一履いたことがないモデルです。柔らかいカーフの場合は1サイズ落としてもいいかもしれません。
Plaza Last プラザラスト
右から9番目。
私が一番好きなラストです。ALDENの中でも最も細身のラストに分類されます。どこかエドワードグリーン のチェルシーを彷彿とさせる美しさと履き心地を備えたモデルです。
私はストレートチップの内羽根を大事な場面で履くライフスタイルが好きで、頻度は少ないですがどこか大切にしたくなるようなスタイリッシュさと一生物を感じる、そんなモデル。サイズの目安はいつもの靴の1/2サイズアップ。甲が高い方は1サイズアップでも、細身のラストのため気にならないコーディネートになると思います。
Hampton Last ハンプトンラスト
右から10番目。
プラザラストと同様にフォーマルな場面にふさわしいモデル。スタイリッシュな中にもコロっとした愛らしさを感じる、そんなモデル。サイズの目安はいつもの靴の1/2サイズアップがおすすめです。
Aberdeen Last アバディーンラスト
最後。右から11番目の最も細いラストです。
独特なオーラを感じるアバディーンラスト。ドレス系のオールデンの中では最も古いラストと言われています。サイズ感が難しいです。1/2のサイズアップかD→Eのワイズアップかご自身の足で試されてから購入されるのが良いと思います。サイズが合えば外見と履き心地双方で完璧なラストと思います。
このラストの開発時、ゴルフが趣味だったオールデンの社長が、スコットランドのゴルフ場の名前にちなんで「アバディーン」と命名されたそうです。デビュー当時はタッセルモカシン→コブラヴァンプと展開され、のちにUチップモデルにも使用されるようになりました。
オールデンのラストサイズ感まとめ
ナイキのスニーカーは27cm、甲の高さは標準。エドワードグリーンのチェルシーは8(D)がジャスト。そんな私の足サイズを基準にそれぞれのラストのサイズ感をまとめました。
ラスト | サイズ(ワイズ) | サイズ感 |
Trubalance Last トゥルーバランスラスト | US8(D) | ぴったり。ゆとりを感じる |
Modified Last モディファイドラスト | US8(D) | ぴったり。土踏まずにフィット感がある。 |
Barrie Last バリーラスト | US8(D) | ぴったり。若干ゆとりを感じる。 |
Van Last ヴァンラスト | US8(D)またはUS8.5(D) | ぴったり |
Tremont Last トレモントラスト | US8(D)またはUS8.5(D) | ぴったり |
Grant Last グラントラスト | US8(D)またはUS8.5(D) | US8(D)は若干窮屈さを感じる。 |
Leydon Last レイドンラスト | US8.5(D) | ぴったり。トゥにゆとりを感じる。 |
Copley Last カプリラスト | US8.5(D) | ぴったり |
Plaza Last プラザラスト | US8.5(D) | ぴったり。US9(D)も問題なく履くことができそう。 |
Hampton Last ハンプトンラスト | US8.5(D) | ハーフアップでも窮屈さを感じる。ワイズEも検討したい |
Aberdeen Last アバディーンラスト | US8.5(D)またはUS8.5(E)US9(D) | ワイズに窮屈さを感じるもののUS9(D)であればフィットする。 |
いかがでしたでしょうか?記載の内容は個人の見解です。やはり靴はフィッティングしてなんぼなので、是非いろいろ試して自分にあうラストを見つけてみてください。