【徹底比較】おすすめの乳化性クリームはこれだ!シューケア3大ブランド編
こんにちは。ASHIMOTOのかねです。
靴磨きに欠かせないクリーム。たくさん種類があって選べない!なんとなくで選んでませんか?
今回は革靴ケアブランド3強とも言えるモウブレイ、サフィール、コロンブスをおすすめとしてご紹介します。
この3ブランドから選べば間違いはないです!容量、価格、展開色から、伸びの良さ、ツヤの出やすさ、革の調整力(保革)、補色力、香りの良さ、コストパフォーマンスを比較検証していきます。
目次
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革靴用クリームの種類とそれぞれの役割について
乳化性クリームのご説明の前に、革靴用クリームの種類とそれぞれの役割についてご紹介していきます。
革靴用クリームは大きく4つに分類できます。
- 乳化性クリーム
- 油性クリーム
- 油性ワックス
- デリケートクリーム
乳化性クリーム
まず1つ目は「乳化性クリーム」です。
成分は主に、水分、油脂、ロウ、有機溶剤で構成されており、水分と油分で保湿と栄養補給。ロウはツヤを出すための成分として使用されることが多いです。
また、有機溶剤は、水分や油脂、ロウなどの成分を溶かして混ぜて合わせてクリーム状にしています。
乳化性クリームは成分の通り「保湿」「栄養補給」が基本の役割になりますので、「シューケア」の基本になるクリームとなります。
油性クリーム
2つ目は、油性クリームです。
成分は主に、油脂、ロウ、有機溶剤で構成されるものが多いです。水分が含まれないのが特徴です。
乳化性クリームと比べて、水分量が少ないのでしっかりと「保革」「栄養補給」を行うことができます。乳化性クリームに比べると少しベタつきが残ります。
代表的な油性クリームにサフィールノワール「クレム1925」という万能クリームがあります。
この油性クリーム一つ持っているだけで、簡単にシューケアを行うことができます。以下の記事でレビューしておりますのでご参考にされてください。
油性ワックス
3つ目は油性ワックス。油性ワックスは鏡面磨き(ハイシャイン)をするために使います。お化粧用ですね。
成分は主に、油脂、ロウ、有機溶剤で構成されており、油性クリームと成分と種類は一緒ですが、油性ワックスはロウの割合多くなっています。
油性ワックスでは「保湿」や「栄養補給」はしてくれないので、つま先とかかかとに油性ワックスを塗りピカピカにするために使いましょう。
私はよく、モウブレイの色なし(ニュートラル)を使ってます。どんな色の革靴でも使えるのがメリットです。
鏡面磨きのコツはこちらでご紹介しています。
デリケートクリーム
最後の4つ目はデリケートクリームです。
成分は主に、水分、油脂、有機溶剤とロウが含まれないことが多いのが特徴です。
ほとんどの成分を水分が占め保湿に特化しています。また、ロウ分が含まれていないのでツヤはほとんどでません。
水分が多くシミになりにくいため、革の色や風合いや大切にしたい方にオススメです。
私はよく新品の革靴を履き下ろす時に使用したり、サフィールノワールの「クレム1925」とあわせてサフィールノワールの「ナッパ」デリケートクリームを使うことが多いです。
サフィールノワール「ナッパ」デリケートクリームの使い方は以下の記事で解説しています。
革靴ケアブランド3大ブランド乳化性クリーム比較!
それでは早速、モウブレイ、サフィール、コロンブスの3ブランドを容量、価格、展開色から、伸びの良さ、ツヤの出やすさ、革の調整力(保革)、補色力、香りの良さ、コストパフォーマンスそれぞれ比較検証していきます!
モウブレイ
コスパよし!!のブランドです。モウブレイの乳化性クリームはシュークリームジャーという製品名で18色を展開。お手頃価格で本格的な使用感。
靴用クリームの他にもリムーバーやシューポリッシャーなども販売していますので、ケア用品一式を一つのブランドで揃えたい人にはおすすめです!私はモンブレイのポリッシャーを愛用しています。
また、モウブレイの中でも人気製品である「デリケートクリーム」は、保湿と栄養に特化し、蝋(ロウ)と油分を抑えた栄養クリーム。水分の多いクリームなのでベタつかず、サラッとした仕上がりが特徴です。
今回は「シュークリームジャー」の評価をしていきます。
モウブレイ シュークリームジャー
バランスがよく取れている印象です。あまり文句の付け所がないです。強いて言えばデザインの好みが分かれそう…?
モウブレイのシュークリームはハンドメイドでの製法のために大量生産ができないそうです。品質へのこだわりですね。
容量 | 価格 | 展開色 |
---|---|---|
50ml | 900円 | 18色 |
伸びの良さ | 80点 |
ツヤの出やすさ | 70点 |
革の調整力(保革) | 80点 |
補色力 | 80点 |
香りの良さ | 80点 |
コストパフォーマンス | 80点 |
コロンブス
コロンブスといえば、1919年で創業100周年という、日本を代表するシューケアメーカー。
展開しているのが、 “Boot Black” ブランドで、ブラックラインとリーズナブルなシルバーラインがあります。
コロンブスもモウブレイと同様に各種ケア用品を揃えています。コロンブスは靴磨きの動画も出していて、それがとてもわかりやすい!
コロンブス ブートブラック(Boot Black)
ブートブラック(Boot Black)はコロンブス社が2008年よりスタートした日本の高級シューケアブランドです。また、通常ラインが上級者向け、シルバーラインが初心者向けという位置付けとなっています。
今回はシルバーラインで比較します。少しべたつきが気になりますがが、ノビツヤともに合格点○。価格が800円と高コスパです。
容量 | 価格 | 展開色 |
---|---|---|
50ml | 800円 | 40色 |
伸びの良さ | 75点 |
ツヤの出やすさ | 70点 |
革の調整力(保革) | 70点 |
補色力 | 80点 |
香りの良さ | 70点 |
コストパフォーマンス | 80点 |
サフィール
モウブレイ同様コスパ◎。サフィールは昔から水を入れない製法にこだわっておりましたが、近年製法が変化し、保湿成分のシアバターを配合するようになりました。
伸びがよくなりさらに使いやすいクリームになっています。また、展開色がなんと【76種類】あります!もうなんでもあります。それと何より…かっこいい(本末転倒)
サフィール ビーズワックスファインクリーム
少しノビにくいのが気になる(と言っても微妙な感覚)程度で、特にツヤの出やすさはモウブレイ・ブートブラック と比較しても一つ抜けている感覚があります。そして何より76色と豊富なラインアップが魅力。
容量 | 価格 | 展開色 |
---|---|---|
50ml | 800円 | 76色 |
伸びの良さ | 70点 |
ツヤの出やすさ | 80点 |
革の調整力(保革) | 90点 |
補色力 | 90点 |
香りの良さ | 90点 |
コストパフォーマンス | 90点 |
【まとめ】結果発表
3大ブランドの乳化性クリームを比較・検証しました。伸びの良さ、ツヤの出やすさ、革の調整力(保革)、補色力、香りの良さ、コストパフォーマンスの平均点で順位をつけました。3大ブランドともあって僅差です。ランキングはこちら!
1位 サフィール | 85点 |
2位 モウブレイ | 78点 |
3位 ブートブラック | 75点 |
大前提として、モウブレイ・コロンブス・サフィールどれを選んでも間違いがないくらいクオリティは高いものです。
また、それぞれクリームそれぞれに個性がありますし、お持ちの靴も人それぞれ。クリームの個性と仕上がりのイメージの要素を上手にマッチングさせることが大事になってきます。
そのためにも、まずは今回の比較を参考に、靴クリームを色々と試してみてはいかがでしょうか?